良い意味でイメージを
覆せる会社です。
辻 : 建設会社と聞くと“職人肌”とか“自分で見て覚えろ”というイメージを持たれるかもしれませんが、私が入社して感じた事は、まわりを気にかけて優しく接してくれる方が多いということです。良い意味でイメージを覆せるような会社だと思うので、もし興味を持っていただいたら、ぜひ入社も検討してみてください。
本日はよろしくお願いします。 まずは自己紹介からどうぞ。
牧野 : 私は東日本営業部で辻くんと一緒に勤務しており、お客様と電気通信関係とか電気設備の工事についてお話しています。多いのはテナントのオフィス工事で、ほかにも店舗、学校、ホテル、病院などの施設の工事もあります。主に電話やネットワークのインフラの機械を販売して施工しています。
辻 : 私は入社して1年ちょっと経ったところで、東日本営業部にて、牧野さんと一緒に働いています。担当業務はビルに入っているテナントのインフラ設備の営業です。
井澤 : 2人と同じく東京にて、私は技術職として働いています。主な業務内容は、高い電圧を施設で使える電圧に換える、キュービクルという設備の更新工事です。
名城 : 私も技術職で、以前は大阪で通信工事関連の業務に携わっていました。2008年に南海電設が日東工業グループに入ってからは、愛知県にある日東工業本社内に席を置き、分電盤やキュービクルといった日東工業製品の改造や改修に携わっています。
中西 : 私も技術職ですが、井澤さんや名城さんとは担当業務が違って、インターネット設備と電話設備について24時間365日お問い合わせの受付をするコールセンター業務、保守メンテナンスを担当しています。対象は、マンションに導入されているインターネット設備と、大手の通信、企業様向けのインターネット設備です。
入社した理由、決め手は何でしたか。
辻: 最初に興味を持った理由は、インフラ設備は無くならないので安定して働けるのでは、と思ったからです。ただ、入社の決め手は違います。面接を受けた時に、社長を始め皆さんフランクで優しく、会社の雰囲気がよかったので、ここであれば自分なりに楽しく過ごせるかな、というのが後押しになりました。
中西: 私も辻さんと似ていますね。大阪の合同説明会に参加した時に、南海電設の人事の方と30分くらい雑談したんですよ。すごく話しやすくて、ここならすぐ打ち解けられそうだと思ったのが決め手でした。
井澤: 私は工業高校出身だったので、最初から電気とか技術系に進むつもりでした。いろんな会社を見た中で、南海電設の技術職は資格を取って技術を身につけられることはもちろん、自分の仕事が目に見える形でわかること、物が出来上がるところがいいなと思って入社を決めました。
名城: 私は出身が関西なので、南海電設は大阪に本社があるということで決めました。技術職の転勤はあまりない会社なので、入社して10年近くは大阪で働いていましたね。
牧野: 私も関西出身ですが東京で働きたくて、私が面接を受けた当時はたまたま東京の配属希望が通りやすいという話があり、それが大きな決め手になったのは覚えています。
営業職としての仕事のやりがい、大変さを感じるところを教えてください。
辻: 営業はフロントに立ってお客様とのやり取りを担当するので、知名度のある会社の案件を任せていただき、無事にやり遂げられると、“あの会社と仕事ができたんだ”という安堵とやりがいの両方を感じます。ただ、そうした案件はボリュームがあって、まだキャパオーバーになりがちです。実は先日もミスをやらかしてしまい、全国に拠点のあるお客様のお仕事で、札幌の案件の時に必要な物の配送手配が遅れてしまいました。その時は、牧野さんや違う部署、違う営業所の方にも助けていただきました。
牧野: 失敗というのは、若いうちはたくさんした方がいいからね。もちろん同じ失敗を何度も繰り返すのはよくないけれど、失敗した経験が成長につながればいいと思うよ。
辻: ありがとうございます。頑張ります。
牧野: この仕事で大変なのは、担当業務の幅広さ。中小企業なので、営業とはいえ物を販売するだけではなくて、配送手配や施工、お金の回収、ときには現場に出て手伝いをすることもあります。今後はそこも変えていきたいところですが、そこが大変な反面、ひとつの案件に深く関わることが出来て、やりがいにもつながっているかもしれません。営業の仕事をしていて嬉しいのは、南海電設や私個人のことを覚えていてくださる方がいることです。以前お客様から、「次の会社でも、もし同じような職についたらまたお願いしたい」というお手紙をいただいたこともあります。案件が終わったあとも連絡をくださる方が多く、営業として非常にやりがいを感じます。
辻: 牧野さんに同行していると、初めましてのお客様であっても、先方の呼び方が最初は「南海さん」だったのが、帰る頃には「牧野さん」に変わっているんですよ。私もそうやってお客様から信頼していただけるようになりたいです。牧野さんはどんなに忙しくても、こちらが質問や相談をすると必ず手を止めて答えてくださっていて、そのおかげで相談しやすい雰囲気になっています。面と向かって伝えるのは照れますが、私もいつかこうなりたいと目標にする上司です。
技術職としての仕事のやりがい、大変さを感じるところを教えてください。
中西 : うちの部署は保守対応しているので、「インターネットが使えない」といったお問い合わせから業務が始まります。現地に行って困っている方の話を聞きながら、技術で目の前にいる人のお役に立てるのが、1番やりがいを感じられる瞬間です。大変なのは、いろんな方からの「早く来て」が重なること。最近では、新型コロナ感染拡大防止の影響でインターネットに不慣れな方のご利用が増えたことで、“ケーブルが抜けただけ”などちょっとしたお問い合わせも増えています。規模や地域など様々な面を考慮して優先順位をつけて現地に伺いますが、判断を誤ることもありますね。
井澤: 想定していた内容と異なると、うまくいかないことはありますよね。
中西: そうですね。そうした失敗も部署内で共有することで、次に同じような状況になった時の判断材料になるので、事例をきちんと共有して品質向上できるよう努めています。
井澤:
私の担当業務も、中西さんとは違った緊張感がありますよ。工事内容としては20年や30年も前に設置されたキュービクルの交換で、作業する際は建物を停電させることになるため、工事のチャンスは1回限りです。
古いキュービクルを取って、もし新しいものを置けなかったら電気が使えないため、失敗は許されません。以前、朝8時から停電して17時には復電する予定をしていた工事で、ケーブルが通らず時間がかかり、結局終わったのが24時くらいでした。いろんなところに連絡して対応してもらい、工事は無事に終えることはできましたが、あの時は焦りましたね。この仕事のおかげで、スケジュール調整や工程管理の力が身につきました。
どんなにリスクを想定していても思わぬトラブルが起きることはあります。大変な仕事ではありますが、工事をして新しいものが入り、それがまた次の20年を支えるのかなと思うと、達成感があります。
名城:
以前、大阪で通信設備工事を担当していた時は、工事のあとも長期間にわたってフォローしており、導入した電話設備がきちんと機能していくのを目の当たりにすると嬉しく思っていました。
今の業務についてのやりがいや大変さは、私も井澤くんと似ていますね。日東工業の製品であるキュービクルや分電盤を扱うので、日東工業の看板を背負っている緊張感や、限られた時間の中で気を張って作業する苦労もありますが、完成した時の喜びと達成感はひとしおです。
あとは弱電でも強電でも共通する大変さとして、工事には感電リスクが伴うことがありますね。一歩間違えると大事故につながるので、安全管理や工事品質は常に気を使っています。
仕事面での今後の目標を教えていただけますか。
井澤 : 最近だと卓上でスマートフォンが充電できる技術や5Gなど、新しい技術やサービスをきちんと把握して、社会のニーズがどう変化するのかを見据えながら働くことで、社会に貢献していきたいと思っています。電気関係の法令の改正に合わせて仕様が変わっていくので、常にアンテナを張り巡らせて、社会に対応しながら先取りして動けるようになっていきたいですね。
中西: 私も井澤さんと似ていまして、資格取得に向けて学ぶことで技術や知識の幅を広げて、今まで以上に幅広い業務に対応できるよう備えたいと思っています。インターネットを利用するお客様は、ただネットワークにつながるだけでなく、セキュリティなどインターネットに付随するサービスも求められています。内容によっては低電圧の工事も関わるので、そうなると電気工事士の資格が必要です。いろんな未来を考えて、まずは資格の取得を目指しています。
名城: 私自身は、今は南海電設の社員でありながら日東工業の看板も背負っているので、そこの責任感はあります。ただ、大阪にいる頃も通信設備の工事に関わっていたので、今も昔も感電リスクは常に意識してきました。これからも事故を起こさず、すっきりとした配線など細かなところまで注意して、品質と安全性を守っていくつもりです。
辻: 私はまだ先輩と二人でお客様を担当しているので、先輩の手を離れて自立して動けるようになることが直近の目標です。今後、自立できた時には、お客様から信頼していただけるよう尽力し、先方の希望を伺う受動的な営業だけでなく、最善なオフィス環境をこちらからご提案できるような関係性が築けるようになっていきたいと考えています。
牧野 : 我々の業界はIT関係のように新しいビジネスを生み出すのは難しいものの、皆さんのような若い世代と一緒に様々なことにチャレンジして、わくわくしながら働ける会社であるようにと思っています。また、私自身の目標は、諸先輩方の意志を受け継ぎ、継続していくことです。もちろん課長職として達成したい数字の目標値などもありますが、”お客様の成功を後押しできるような仕事をすることが我々の1番のミッション“だと考えています。
職場はどのような雰囲気ですか。
辻 : 私は社歴が浅いからというのもあるかもしれませんが、気にかけてくれる方が多いな、という印象です。何か困っていることはないかとか、先日ミスをしてしまったときも先輩方がフォローしてくださり、牧野さんの方から声をかけてくれました。牧野さんはどんなにご自分が忙しくても相談や質問に嫌な顔ひとつせず、話しかけやすい環境を作ってくださっていて、将来は私もこうなりたいと目標にしています。
牧野 : なるほど、そう感じているんですね。私自身は仕事仲間について、時には厳しい指摘や、成長するために激しくぶつかることも必要だと思っています。ただ、そうやって意見をぶつけるとき、誰かに遠慮して言いにくいという雰囲気はないので、そういう点ではいい職場かもしれませんね。
名城: 大阪では営業と技術者がワンフロアにいたので、牧野さんが言うような”風通しのいい職場”という印象でした。何か聞きたいことがあった時も、すぐ営業の方に話しかけられるので、仕事も非常にスムーズでしたね。
牧野 : 社歴や立場、部署によっても印象が違うかもしれませんね。同じ東京でも井澤くんは部署が違いますが、どんな印象ですか?
井澤: 私も同じように思っていますよ。入社して最初に感じたのは、すごく予想外な職場だということでした。就職活動中は、社会人とはパソコンに向かって黙々と働くもので、役職で呼び合うといった堅苦しいイメージを持っていました。ところが実際に働いてみると役職で呼ぶことは少なくて、課長であっても“牧野さん”と呼ぶように、“さん・君”付けが基本です。何か相談したいとき、立場が上の方にも話しやすい会社だなと思っています。
中西 : 私のいる部署は、繁忙期とそうではない時期でかなり雰囲気が違いますね。繁忙期はピリピリしていることもありますが、怖くて話しかけられないということはなくて、普段は穏やかな事務所です。技術職にはこだわりの強い方が多くて、いわゆる“クセの強い人”ばかりなので、見ていて楽しい空間ではあります。
入社後の研修はどんな感じ?
中西 : 新卒入社の場合は最初に社会人としてのマナーを学ぶ研修があって、その後は配属先でOJT研修として先輩社員について学びます。しばらく先輩に同行して、2~3カ月経った頃から一人で現場に向かうようになりました。何かあれば事務所に連絡してサポートを頼めるので、初めてひとりで回った時もそこまで不安はありませんでした。
入社後、身につくスキルは?
牧野 : 南海電設は中小企業なので、様々なことを経験できるところが魅力であり、スケジュールや工程管理、インターネット関連や電気設備、通信設備関連の知識など様々なスキルが身に付きます。そのため、「あなたは何のプロですか?」と問われたとき、南海電設では通信設備や電気設備の工事についてプロ意識を持つ社員が多いと思います。
入社後に取得した資格は?
井澤 : 電気工事士の2種は家庭のコンセントなど低圧の工事、1種はより高圧の工事に必要な資格で、私の場合は先に2種を、最近1種を取得しました。本を見ているだけでは難しいかもしれませんが、私の場合は現場でいつも見ている機器が出てきたりしたので、筆記の方はそれほど苦労しませんでした。ただ、実技試験もあるので、資格試験の対策は必要です。
南海電設をひと言で表すと?
名城 : カメレオンが必要に応じて木や葉の色などに擬態するように、南海電設も必要とされる業務があればそれにあわせて変化していく、自由で柔軟性がありチャレンジ精神のある会社だと思っています。井澤くんのいる部署もこの1、2年で新設されましたし、先日も大規模工事のために各地の技術職が30名集められました。その都度、社会に適応して必要な機能を備えていく、どんな姿にも変われる企業です。
有給休暇は使えている?
牧野 : 繁忙期は有給休暇が取りにくい場合もありますが、仕事の都合が大丈夫なら休めます。労働基準法で最低でも年間5日間は有給休暇を使うことが定められていますが、決まりだから休むのではなく、休みを利用して旅行や勉強時間にあてるなどして、有意義に過ごしてもらえると嬉しいですね。有給休暇とは別で、土日など休日出勤した場合はきちんと代休が使えます。
仕事以外の集まりはある?
井澤 : 歓送迎会や3年に一度の社員旅行のほかに、東京では新型コロナ流行前はキャンプやバーベキューなどの集まりがありました。私はインドア派ですが、入社して1、2年目は何度か参加して、上司や他部署の方と仕事以外で話せたことで緊張がほぐれて助かりました。ただ、そうした集まりはあくまで自由参加のもので、私も不参加のことは多かったのですが、仕事に影響はないと感じています。